前屈姿勢時に股関節の痛み
治療科目ジャンル:カイロプラクティック
1.患者情報
43歳(女性) 病名:股関節の痛み
2.症状
長年、クラシックバレーを行なっているが、片足立ちで前屈姿勢を取ると、例えば、右足で立ち、左足を支え棒(バレー・バー)を利用して膝伸展、股関節90°屈曲した状態で体幹を屈曲すると股関節前面と股関節後側(梨状筋)部分に痛みがある。また、左足を支え棒に乗せて前屈をして頭部を膝につけようとするときに筋肉の硬直を右足に比べて感じる。
3.姿勢・動作の観察
通常の前屈姿勢で右肩甲骨背部が隆起、右肩甲骨部、上肢帯が右側方へ転位している、また、右肩甲骨と右頸部との連動性異常がある。主に肩甲挙筋の過緊張がある。
4.治療・施術内容
このケースの場合、前屈姿勢を取る際に右頸部から右肩甲骨の連動性異常があるために、仙骨、胸骨とアジャストをした後に右頸部から右肩甲骨にグラストンを行なう事で、左足90°屈曲した状態での前屈姿勢が改善される。