目の奥の痛みを伴う頭痛
1.患者情報
40歳(男性) 病名:-
2.症状
慢性的な肩こりと頭痛に数年来に渡りなやまされている。料理人ということで、狭いところで長時間(平均10H)ほぼ立ちっ放しで、偏った(右背部を丸める様な) 姿勢で作業しいられている。症状が酷くなると右目の奥の方が痛み、頭痛が取れない。初回は肩こり頚の痛みでリラクゼーションに来院した。
3.姿勢・動作の観察
背中のアーチが右へ傾く感じ右肩も前に入っている。右前に傾いて作業する事の多い職場環境と言う事もあって、その姿勢で固まってしまっている。頚椎の関節に著しい可動制限が生じている。
4.触診検査
右側へ荷重がかかるためか、右側の骨盤の動きがほぼ消失している。その状態を支えるため、バランスを取る形で側弯を形成している。特に胸部での側弯、右頚部上部での歪みと緊張が顕著である。リラクゼーションよりカイロが適切と判断した。説明し、同意を得て施術へ移行した。
5.治療
骨盤の動きを止めている関節にアプローチを掛け、背骨へのストレスを取った状態で頚部の可動性向上を計った。
6.予後:治療計画
肩と頚へのコリ感は消失した。頭痛事態も消失したが、頚部の回旋での動きの悪さが残っていた。再発防止とメンテナンスのための来院を指導した。