多忙な仕事による肩・腰の痛みと全身疲労
1.患者情報
30歳(女性) 病名:-
2.問診内容
仕事がこの数ヶ月多忙を極め、首の付け根周囲と腰の付け根に痛みがひどくなってきた。仕事にも集中できなくなり、来院となった。
3.観察・検査結果
上部胸椎及び中部頚椎に関節の可動性減が強く出現していた。胸椎は中部から上位で特に後方へ丸くなっていた。腰椎も左への側弯を伴い、全体的に後方へ丸みを帯び、広範囲に渡って、関節運動制限を生じていた。
4.評価・分析・解釈
長時間に渡るデスクワークが、今回の症状を発生させたと考えられた。仕事でのほぼ決まった姿勢が、骨格の形状を不自然な状態に安定させてしまった。その不自然なバランスで生活しようとすることで、不自然な筋緊張が持続されていると考えられた。
5.治療or 施術内容
頚椎、胸椎、腰椎の関節可動性を回復させ、脊柱起立筋を中心に筋緊張の緩和操作を行った。
6.予後・治療計画or 施術計画
多忙な状況がまだ継続される。現在2回の来院時、治療前で10あった症状が4レベルに下がったと報告があった。表情もよくなり、活力が戻ってきているのが観察された。本人の希望もあり、2回目から鍼治療を併用させた。更なる改善を目指し、継続治療中。