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頚肩のこり、腰の重だるさ、冷え

治療科目ジャンル:アロマテラピー

1.患者情報

59歳(女性)  病名:-

2.症状

長時間のデスクワークで同じ姿勢による頚、肩(特に左)、腕の強い緊張と、
腰、臀部(共に右)の凝り固まりと痛み。
手足先、大腿そして臀部の冷え。

3.姿勢・動作の観察

長時間の前傾姿勢とパソコン作業による腕の使い過ぎにより、その動作に関係する頚、肩、の筋肉の強い緊張と、腕の張り、臀部を含む腰全体が凝り固まっている。
肩甲骨の可動域が狭い。
冷えは体質なものに加え、仕事上の同じ姿勢による血行不良が原因と考えられる。

4.動的検査

パソコンのマウス操作で、右肩が下がることで逆に左肩が上に上がり、さらにそれに伴って身体の重心が右へ偏り、右腰、右臀部に負担がかかった結果、左肩の凝り、右腰の痛みが発生したものと思われる。

5.治療・施術内容

まず施術前に冷えに対して、大腿と足底に予め温めたホットストーンを置き、冷めないようにタオルで保温。ヒーターを足先から腰へ向けて温める。
オイルを使用しない手技療法にて、頚~肩~背中~腰~臀部と上半身をメインに施術しながら全身をほぐしていく。
頚肩の筋肉は緊張が特に強い為、始めは手掌を使って周辺の筋肉の結合組織をはがすようにし、揉捏にてポイントをずらしながら角度、強さを調整しつつ、序々に緊張を緩める。その後、強めの圧にて拇指押圧等で緊張と凝りをとかす。
肩甲骨はストレッチにて可動域を広げる。

6.予後・治療計画

下半身の冷えは解消され、顔の血色も良い。
頚、肩、腕、腰の凝りや痛みがなくなった。
主に長時間の姿勢の悪さが原因と考えられるものの、無意識によるくせの為、改善が難しく、凝りや痛みが慢性化しすぐに元に戻ってしまう。
改善に時間がかかると思うが、常に正しい姿勢を意識するよう心がけ、ストレッチ、冷え対策などでセルフケアをしつつ、これからも隔週で治療を継続していく。

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