Skip to content

Ichihara Bodycare Laboratory

蔀 祐司

264332_246114812069518_6103637_n_waifu2x_photo_noise3_scale_tta_1

はじめまして、蔀祐司(シトミ ユウジ)と申します。現在63歳でございます。

私は平成7年から平成30年まで、横浜は天王町の地で、あしかけ24年に渡って自らが設立した横浜天王町カイロプラクティックの院長として、カイロプラクティック治療に携わっていました。

61歳の時に、治療家としての情熱が燃え尽きたことを自覚しまして、引退をしておりましたが、2年間の充電期間をへて、今回、治療家人生の第二幕を開始することになりました。

当院の総院長である市原資修氏とは、長年の友人であり、かつ10年以上、一つの組織の共同経営者でもありました。そのような縁があったため当院にお世話になることになりました。

以下に私の略歴、治療家としての哲学、特徴を紹介させていただくことで、私の治療を希望される方への参考に供したいと思います。

略歴

1.昭和32年4月東京生まれ
2.昭和56年埼玉大学電気工学科(高周波工学研究室)を卒業し、メーカーで約9年間主としてレーダーの開発設計に携わる。
3.スポーツ、武道、ヨガにはまった10代から20代後半
スキー(基礎スキーでは準指導員の資格取得、競技スキーでは、神奈川県国体予選に参加、草レースでは入賞経験あり)、空手(初段)、少林寺拳法(初段)、パワーリフティング(県大会出場、ベンチプレスでは125Kgほどを挙げていた記憶があります)。この時期は、才能のなさをどういう訓練をすれば補えるかと研究した時期でもあり、その目的のため、ヨガやスポーツ医学を学習していました。特に、心身訓練法の知恵の宝庫ともいえるヨガについては、かなり本格的に研究し、沖正弘師(日本のヨガの基礎をつくった当時の第一人者)が主催する三島道場の合宿に参加しています。
4.平成4年日本カイロプラクティックカレッジを卒業(35歳)
カイロプラクティックの哲学、理論、技術は当然のこと、一般医学(医者の学ぶ医学、解剖学、生理学などの基礎医学、内科学、整形外科学などの臨床医学)の基礎もここで学ぶ。
4.平成6年日本カイロプラクティックセンター天王町を開設。(36歳)
5.平成18年、応用身体運動学研究所(株)を市原氏とともに創立。このタイミングで院の名称を横浜天王町カイロプラクティックに変更。
6.オーストラリア公立マードック大学発行のカイロプラクティック学位を取得するために3年間にわたり学習(日本スタディーセンターとパースの本校で)(50歳前後)
7.平成30年11月 閉院、引退。(61歳)

 

治療体系の特徴

1.最も際立った特徴は、検査に気感を使っていることです。組織に流れる気の強弱と質を数値化することで、症状に惑わされることなく原因部位を見つけ、その改善程度も明確にできます。つまり、患者さんの主観とは、別の視点から評価すること、病院検査で原因不明な症状の原因を見つけることが可能になっています。
2.物理学的視点でヒトを観察し、理解する。
具体的にはヒトを熱発生機関みなしていること、局所においては潤滑性の有無を重視していることにあります。
3.神経学的検査のカイロプラクティック的活用に精通している。
神経機能解剖学、神経生理学、神経内科検査法の習得にはかなり時間をかけていますので、脳機能の異常を見つけることに長けています。

 

治療体系を確立するのに役立った経験

1.気の検査法について

ヒトは、生命エネルギー(気)が、体内を循環し、体内外と交流していることを知り、実際に活用できるようになった経緯について説明します。
カイロプラクティックの創始者は、ユニバーサルインテリジェンス(宇宙の知性)がヒトに適正に流れこむとイネイトインテリジェンス(自然治癒力)を発揮すると説明しています。このような考えは、東洋においては古来より知られていることです(中医学の経絡理論、インド医学のナディース理論)。私自身が最初にこういう考えに触れたのは、ヨガからであり、その次にカイロプラクティックからであり、その次に中医学からです。ただし、この気の流れを、直接感じ取れるようになったのは、キネシオロジーを学んで繊細な筋力検査(特に周気堂の茂木先生の手法は有効でした)を行えるようになったことと、ヨガの修行法(瞑想法、クンダリニー開発法)により意識の集中と体内エネルギーの凝集、循環を学んだことによります。

2.物理学視点について

1)生物は活動するためにエネルギーを必要とする(代謝エネルギー:体組織の合成、分解に必要なエネルギー、運動エネルギー:動くためのエネルギー)が、エネルギー活用(消費)においては、必ず熱エネルギーが産生される。この熱エネルギーは体温維持のために必要なものである一方、過剰な体温上昇は、ヒトの主要構成成分であるたんぱく質を変性させて死に至らしめる。したがって生物としてのヒトには、排熱機構が存在しているとともに、その機構を維持することは、病の克服、健康維持に必須の条件である。以上の考えは、生物物理学の最重要知見の一つであり、この考え方に触れたのは、構造医学の創始者である吉田勧持氏からであるが、自分なりに理解を深める上では、高校・大学時代に学んだ熱力学、高校・大学・マードック大学で学んだ化学・生化学、大学時代の機械工学(内燃機関)がおおいに役立っている。
2)二つの相接する組織間に運動が生じるとそこには摩擦が生じ、摩擦熱を発生させる。したがって、相対する組織間の潤滑性が損なわれると、組織には直接的な切削作用による破壊、あるいは熱破壊が生じる。そしてこの潤滑性は、適正な圧力がかかっている時にもっとも良好である。かかる理由から、関節は言うに及ばず生体内のありとあらゆる組織間において適度な圧力がかかる必要がある。この考えに行きついた基礎となったものは、吉田勧持氏の提唱する生体潤滑理論であるが、自分なりの解釈に落とし込めたのは、物理学や機械工学の基礎があったためである。そしてこの考えから、既存の手技を見直すことで、有効性の理由、改善すべき点が見えてきて、自分なりの手技を構築できることになった。

3.神経学的検査の活用について

カイロプラクティック神経学の権威、カーリック博士のセミナー、著作から学ぶとともに、機能神経学、機能解剖学を独習し、さらには神経内科学を著作物あるいは学会から学び、それらを統合することで自分なりの活用法を構築しています。

Scroll To Top