第五腰椎脊椎分離症による腰痛と右膝の違和感
1.患者情報
30歳(男性) 病名:-
2.主訴
15年前にスポーツによる怪我が原因で第五腰椎脊椎分離症になり、それ以来右の腰辺りに慢性的な腰痛になる。腰痛を庇うせいか歩きすぎた時など右の膝に違和感を感じる。
3.姿勢検査結果
腰を反らした状態で体が左に傾き、歩く時も右足を多少引きずりながら歩いている。右外側広筋の腱停止部である膝蓋骨上部を触ると硬結のようなものがあり、押すと圧痛がある。外側広筋に引っ張られるせいか、右膝蓋骨が外側に変移している。
4.動的検査結果
右側屈で痛みを訴え、右回旋プラス伸展位で痛みを訴える。筋力検査:右大腰筋、大腿四頭筋、薄筋、内転筋、外側広筋で左よりも弱化が見られる。
5.治療or 施術内容
第五腰椎、右腸骨、仙骨を徒手で矯正し、右脛骨、腓骨、踵骨、をアクティベーターで矯正する。
6.予後・治療計画or 施術計画
施術終了後、再び経っていただき姿勢をチェックすると左に傾いていた体が真っ直ぐになり。体を左に倒すとき退いた身も解消。歩く時にいつも感じていた右膝の違和感がなく「足が伸びた感じがする。いつも右足が短い感じがしていたけど今はぴったりそろってる感じがする。」とのこと。今回はこれで終了とし、以来週一回の割合で施術を受けに来院中。