腰痛 右足の痺れ
1.患者情報
40歳(男性) 病名:-
2.主訴
朝起きて靴下を取ろうと前かがみになった瞬間に腰に電撃が走りしばらくすると足の感覚がおかしくなった。腰の痛みは朝より幾分ましだが、今度はお尻りの辺りが痛くなった。一番つらい動作は座ってから立つときで、座ったままじっとしているよりは立ったままのほうが楽。怖くて腰が曲げられない。
3.姿勢検査結果
体は右に傾き、筋肉の緊張の分布を見ると腰部の筋肉の緊張が強いが実際肩から首にかけての緊張のほうが強い。腰痛は急性、首肩の凝りは慢性的なものと思われる。
4.動的検査結果
前屈は何かにつかまらない限り全く出来ない。首と肩関節の可動域を検査すると首は伸展時に痛み、肩関節は外転時に90度を越えた辺りで抵抗を感じる。すばやい眼球運動をさせた後、前屈していただくと若干角度が増すことから頭頸部の緊張が腰部に影響しているものと考えられる。
5.治療or 施術内容
腰が痛くてベットに横になれないので座位のまま頚椎、上腕骨、鎖骨、肩甲骨、腰椎の4番と5番をそれぞれ矯正、仙結節靭帯のリリースを行う。施術終了後、座位の状態から立ってもらうと痛みと痺れほぼ解消され不自由なくし歩けるようになった。「まだ若干お尻の辺りに痛みは残るがここに来る前に比べれば劇的に良くなった。」とのこと。
6.予後・治療計画or 施術計画
以降2回目に来院されるころには立ち座りがスムーズになったのとうつ伏せで寝られるようになった。4回目からはなんとなく残っていた痛みもとれ計五回で治療は終了した。