首を反らすたびに背中に走る激痛
1.患者情報
30歳(男性) 病名:-
2.主訴
昨日から首に違和感があったが、今朝起きようと枕から頭を持ち上げようとすると激痛が背中に走る。左の首から背中にかけてカチカチで首が廻らない。多分寝違えではないかと思う。
3.姿勢検査結果
体は全体的に右に傾いていて猫背が酷く、頭が体よりも前方に移動し、首は前面から顎にかけての緊張が強い。左の僧帽筋が緊張して左肩が盛り上がっている。
4.評価・分析・解釈
首を後ろに反らすと首の付け根に強い痛みを訴える。首を左に回しその状態から後ろに反らしたとき最も痛みを訴える。また首を前に倒すと背中の下のほうに痛みがでる。
5.治療or 施術内容
体前面の筋肉の緊張をとるために大腰筋や腸骨筋、胸鎖乳突筋と頚椎から後頭部につく後頭下筋群、口を閉じるための筋肉をほぐした後、上部頚椎、上部胸椎を徒手で矯正。矯正器具で下あごを左から右に受けて矯正する。首の付け根の痛みは眼球運動の問題でよく痛みが出る部分なので眼球運動の調整を行う。
6.予後・治療計画or 施術計画
首を後ろに反らしてもらうと首の付け根にあった強い痛みがなく、前に倒したときの痛みもなくなる。痛み以外に朝からずっと視界がぼやけていたが今は、はっきり見えるようになったと喜んでいた。